初めての育児用品、いつ何を買う?賢く準備するステップと基礎知識
はじめての赤ちゃんを迎えるにあたり、育児用品の準備は気になることの一つかもしれません。様々な種類のベビー用品があり、何から揃えれば良いのか、本当に必要なものは何か、いつ頃準備を始めれば良いのかなど、漠然とした疑問や不安を感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、初めて育児用品を準備するパパ・ママが知っておきたい基礎知識として、準備を始める目安の時期から、具体的なステップ、必要最低限のリスト、賢い選び方のポイントまでを分かりやすく解説します。この記事を読むことで、育児用品準備の全体像を把握し、安心して出産を迎えるための具体的な一歩を踏み出すことができるでしょう。
育児用品の準備はいつから始めるのが良いのか
育児用品の準備を始める時期に明確な決まりはありませんが、一般的には妊娠中期(妊娠5ヶ月~7ヶ月頃)から少しずつ始める方が多いようです。この時期はつわりが落ち着き、体調も比較的安定している方が多いため、無理なく準備を進めやすい時期と言えます。
妊娠後期(妊娠8ヶ月以降)に入ると、お腹が大きくなり動きにくくなったり、いつ陣痛が始まるか分からなくなったりするため、本格的な準備は妊娠中期までにある程度済ませておくと安心です。
ただし、体調は人それぞれ異なりますので、ご自身の体調と相談しながら、ご夫婦で協力して無理のないペースで進めることが大切です。
賢く準備するためのステップ
育児用品の準備を効率的に進めるために、以下のステップを参考にしてみてください。
- リストアップする: まずは、どのような育児用品が必要になるかをリストアップしてみましょう。インターネットや育児雑誌のチェックリストを参考にしたり、先輩パパ・ママの経験談を聞いてみるのも良いでしょう。最初は網羅的なリストを作成し、後で本当に必要なものに絞り込んでいきます。
- 情報収集をする: リストアップした用品について、商品の種類や特徴、価格帯などの情報を集めます。口コミやレビューを参考にしたり、店舗で実際に商品を見て触れてみることも、イメージを具体的にするために役立ちます。
- 購入方法を検討する: 新品で購入するだけでなく、中古品を活用したり、レンタルサービスを利用したり、親戚や友人からお下がりをもらったりすることも選択肢に入れると、費用を抑えることができます。ご夫婦で話し合い、ご家庭に合った方法を検討しましょう。
- 優先順位を決めて購入・設置する: 出産後すぐに必要になるもの(退院時の衣類、チャイルドシート、授乳用品、おむつなど)から優先的に購入し、配置場所を確保します。ベビーベッドなどの大型家具は組み立てに時間がかかる場合があるため、早めに準備しておくと安心です。すぐに必要にならないものは、赤ちゃんの成長に合わせて買い足していくという考え方でも大丈夫です。
必要最低限の育児用品リスト
膨大な種類の育児用品がありますが、まずは出産後すぐに必要になるものや、日々の育児で頻繁に使うものから揃えていくと良いでしょう。以下は、必要最低限と考えられている育児用品のカテゴリーと主な品目です。
- 寝具:
- ベビーベッドまたは布団
- ベビー用敷布団、掛け布団(またはスリーパー)、シーツ
- 防水シーツ
- 授乳用品:
- 哺乳瓶、乳首(ミルクの場合)
- 粉ミルク、液体ミルク(ミルクの場合)
- 消毒グッズ(哺乳瓶ブラシ、消毒液やケースなど)
- 授乳クッション
- 授乳ケープ(外出する場合)
- 沐浴用品:
- ベビーバス
- ベビーソープ、シャンプー
- ベビー用保湿剤
- バスタオル(ベビー用)
- 湯温計
- おむつ関連:
- 紙おむつまたは布おむつ
- おしりふき
- おむつ用ゴミ箱(または蓋つきのゴミ箱)
- おむつ替えシート
- 衣類:
- 短肌着、コンビ肌着(各5~7枚程度)
- ツーウェイオール、カバーオール(数枚)
- 靴下、帽子(必要に応じて)
- 洗濯用洗剤(ベビー用)
- お出かけ用品:
- チャイルドシート
- ベビーカーまたは抱っこひも(すぐに必要でない場合も)
- おくるみ
- その他:
- ベビー用体温計
- ベビー用爪切り
このリストはあくまで一例です。ご自身のライフスタイルや住環境に合わせて調整してください。
育児用品選びのポイント
育児用品を選ぶ際には、以下の点を考慮すると失敗が少なくなるでしょう。
- 安全性: 赤ちゃんが安全に使えることが最も重要です。素材や構造、SGマークなどの安全基準を満たしているかを確認しましょう。
- 機能性: ご自身の使いやすさや、赤ちゃんの成長に合わせた機能があるかも確認します。例えば、ベビーカーは折りたたみのしやすさや重さ、ベビーベッドは高さ調節機能などです。
- お手入れのしやすさ: 赤ちゃんが使うものは清潔に保つ必要があります。洗濯のしやすさや、部品の分解・洗浄のしやすさなども考慮しましょう。
- 価格: 必要最低限のものから揃え、予算に合わせて検討します。高価なものが必ずしも良いとは限りません。
- 設置場所と収納: 購入する商品の大きさや、自宅での設置場所、収納スペースを考慮します。特に大型家具は事前にサイズを確認しておきましょう。
- 本当に必要か: 多機能なものや最新の商品に目が行きがちですが、ご自身の育児スタイルや生活環境を考え、「本当に必要か?」を一度立ち止まって考えてみましょう。
準備を楽しむ気持ちで
育児用品の準備は、新しい家族を迎える喜びを感じられる時間でもあります。全てを完璧に揃えようと意気込みすぎず、ご夫婦で話し合いながら、楽しみながら準備を進めていくのがおすすめです。
もし準備が間に合わなかったとしても、今はインターネットやお店で必要なものをすぐに購入できる環境があります。出産後に、赤ちゃんの様子を見ながら買い足していくという方法も十分に可能です。
この記事が、初めて育児用品を準備されるパパ・ママの不安を少しでも和らげ、前向きな気持ちで出産を迎えられる一助となれば幸いです。